『バイク』普通二輪無しの大学生が大型二輪合宿に参加する(1)

 コロナで毎日が嫌になりますよね。大学はオンラインでやる気が出ずに落単3つ。社会人の方も密を避けることに気を使って疲れますよね。

 こんなご時世に地元愛知県から遥々やってきたのはここ栃木県。二輪免許合宿のことを1度でもインターネットって調べたことがある人なら必ず名前を見ているだろう「カーアカデミー那須高原(以降カーアカ)」にやってきた。

 普通自動車免許を取得してから早1年と4ヶ月。もともと車が好きで親戚からR33GT-Rを安く譲ってもらおうとしてた所で、小さい頃のバイクへの憧れが再燃。きっかけはバイト先に新しく入ってきた同い年の人が二ダボ(CBR250RR)に乗ってたから。

 前々からZX-10Rに乗りたいと思ってたけど、現実的に考えて買えない。少し妥協して6R。とにかくSSバイクに乗りたくて仕方が無かった。そこで1ヶ月のバイト代から月5万プラス大学からのコロナ給付金を利用してカーアカにやってきた。

 親に10万借りてSHOEIのフルフェイスやグローブを買ってやってきたわけなんだが、合宿の予約をする時は余裕だろうと思ってたいきなり大型二輪。入校1週間くらい前からどんどん不安になっていく。そして迎えた入校当日。コロナで世間が騒がしい中集合場所に集まったのは大型のバスがいっぱいになるほどの教習生。これには少し驚きだった。

 入校申込書などの記入や視力検査、適性検査、宿泊する部屋の案内などを済ませたら、学科と呼んでいいのか分からない程度のお話を聞いて、なんと早速技能教習。いくらバイトで毎日のように原付に乗ってるとはいえ、所詮原付だ。MTの原付なんて2回しか乗ったことがない。2回合わせても5分程度の超短時間。いきなり大型バイクに乗るなんて!って思ったけど、原付のほどでは無いけど、意外と乗れる。いくら31時限を2週間で済ます為とはいえハイペースだとは思ったが楽しかった!一回目はプロテクターの装着などの説明からバイクの乗車手順、簡単にMTの操作などを教わって、早速走ってみようと。アクセルは使わずにクラッチ操作だけでコースをグルグル走る。意外といける。楽しい。一回目の教習はそれで終わり。

 2時間空いて2回目の教習。日も沈んでかなり暑さは和らいでいた。事前に教習所宛に送っていた荷物を手に入れ自分のヘルメットを持っていった。

 一回目の教習ではアクセル操作をしなかったのに2回目で急にアクセル使ってなんなら直線40㌔出しましょうって。まぁ原付ですら40出してるから怖くはないけど、早いなあって思ったかな。

 そんなこんなで夜の点呼だけ済ませてシャワー浴びてダラダラしてから寝ました。(2へ続く)